こんにちは、濱南くにひろです。
日本は2020年7月現在、新型コロナウイルスの影響でいまだ自粛ムードが漂っています。
旅行に行きたくてもいけない、非常にもどかしい状態です。
このステイホームが叫ばれている中で、今回お送りするのは僕の旅行記です。
実際に訪れた観光地、実際に撮った風景、実際に感じたことをお伝えしていきます。
今回は僕が過去に行った旅行先の中から、2019年11月4日に訪れた「 山口県防府市 」をご紹介したいと思います。
「 えっ!?山口の観光地といえば下関や錦帯橋、角島、秋芳洞、元乃隅神社とかじゃないの? 」
そう思われる方も多いかもしれません...
しかし、防府市にも穴場観光スポットや美味しいグルメなど、魅力がたくさんあるんです!
今回の記事はこんな方におすすめです。
- 山口県で観光する予定がある人
- 山口県防府市のグルメに興味がある人
- 山口県防府市を全く知らない人
- 記事を読んで少しでも旅行気分を味わいたい人
山口県へ旅行に行くときの参考にしてもらってもいいですし、記事を読んで少しでも旅行気分を味わってもらえたらと思います。
ぜひ、最後までご覧くださいね。
1山口県の穴場観光スポット「防府市」について
山口県防府市を訪れる前に、まずは防府市について簡単にまとめておきましょう!
観光地のことについて前もって知っておくと、旅の楽しさが倍増します。
「防府」ってどう読むの?名前の由来は?
「 防府 」ってどう読むか悩みますよね。
そのまま読むと「 ぼうふ 」となってしまいますが、違います。
実際は、「 防府( ほうふ ) 」と読みます。
防府という名前の由来は、7世紀後半までさかのぼります。当時、いま防府のある地域一体は、周防国と呼ばれていました。
そして、いまの防府市がある場所に、周防国を治めるための機関として「 国府 」という役所が置かれたのです。
その「 周防国 」「 国府 」という名前から、防府という名前が生まれたといわれています。
名前に歴史ありですね。
防府ってどんな町?
防府市は、山口県の中でも中南部にある市で、瀬戸内海の周防灘に面しています。
気候は瀬戸内海気候と呼ばれ、1年中比較的暖かいところです。
- 人口は約11万人
- 面積は約200キロ平方メートル
と割と大きな防府市ですが、山陽新幹線駅が設けられていないなどのこともあり、山口県県内の他のところと比較しても、全国的な知名度は低くなっています。
都心からのアクセス
東京からなら
- 新幹線と在来線で約5時間
- 飛行機と在来線で約4時間
大阪からなら
- 新幹線と在来線で約3時間
上記のような所要時間で訪れることができます。
現地についてからは、レンタカーを使っての移動をおすすめします。
僕の場合は、自家用車で広島県から防府まで行きました。片道3~4時間の道のりでした。
2いよいよ防府市を観光!
それでは、いよいよ防府市を観光です!
朝は6時起きだったので少し眠いですが、防府市に近づくほどに旅行特有のウキウキが湧き上がってきます。
防府市に着くとまず目を見張るのが、堂々とそびえ立つ大平山です。
画用紙を広げたような青空に、朝日が眩しい時間帯です。
海沿いを走っていると、瀬戸内海の多島美が見えます。
防府市を見下ろす「太平山山頂公園」
まずは、大平山山頂公園にやって来ました!
山の麓から車で10分ほど、急峻な坂道を登ってくると、ひっそりとした駐車場がありました。
そこの無料駐車場に車をとめて、歩いて太平山山頂公園を目指します。
防府市を一望できる絶景スポット
大平山山頂公園からは、防府市が一望できます!絶景です!
一番向こうには瀬戸内海の周防灘、手前には防府市街が見えます。
周りには景色を遮るものが一切ないので、防府市全体が望めます。
望遠鏡もあったので、お金を入れて覗くこともできます。子供心をくすぐられますよね。
また、圧倒される景色を目の前にグーッと背伸びをするのも気持ち良くて最高です。
晴れていて天気も良いし、心もからだも澄み切ったような感覚になります。
レトロな風情漂う太平山ロープウェイ跡地
大平山山頂公園の一角に、何やらレトロで古めかしい建物を見つけました。
よく見ると、「 大平山ロープウェイのりば 」と書かれています。
どうやら今は廃止されているロープウェイのようです。
廃止路線ですが、ロープウェイの乗り物には乗ることができました。
お客さんの気分やガイドさんの真似なんてものもできます。
また、ここからの景色も最高です!
高所恐怖症の方はちょっと遠慮しておいた方がいいかもしれませんが...
アクセス・利用案内
【アクセス】
最寄り駅:JR防府駅
車で:約20~30分
【駐車場】
最寄り駐車場:大平山山頂公園駐車場約30台 駐車場から徒歩5分
料金:無料
【営業時間】
年中無休。いつでも何時でも利用可能。
【料金】
無料
【ワンポイントアドバイス!】
大平山山頂公園は、防府市の西側になります。かなりの規模のアスレチックや公園もあるので、家族連れの方にもおすすめの場所になります。
日本最初の天神さま防府天満宮
いや~、大平山からの眺めは絶景だったな。
そんなことを思いながら次にやって来たのは、防府天満宮です。
大平山山頂公園から車で約20分、平日だけあって駐車場にはなんとか車をとめれました。
でも、防府天満宮の駐車場は車でいっぱいです。
参道をのんびり散歩
境内の入り口には厳かな鳥居が立っています。
一礼して鳥居をくぐり、防府天満宮の神聖な参道をつらつら歩きます。
防府天満宮の参道は全長200mあるかないかくらいです。
周囲は落ち着いた雰囲気で、それが一層神聖さを際立たせます。
参道の両サイドにはお土産屋さんや飲食店が数軒立ち並び、お客さんで賑わっています。
時間はもうお昼時、ぐぅと鳴るお腹は後回しにして、まず本殿を目指します。
階段の辺りは常緑樹が生い茂り、木漏れ日が心地よく降り注いでいます。
ちょっと上着の下が汗ばんできます。
階段を少しのぼったところの右手に手水舎がありました。
手と口を清めて、やっと本殿とご対面です。
防府天満宮の本殿とご対面
朱色と青銅色を基調とした立派な本殿は、荘厳です。
堂々と僕たちを迎え入れてくれました。
やや緊張しながらお賽銭箱に5円を投げ込みます。
パン!パン!
二礼二拍手をし、目をつむります。
この旅の安全を願います。
最後に一礼をし、本殿を後にします。
途中、防府天満宮の神様が微笑んでくれているように感じました。とっても優しい素敵な神様です!
日本最初の天神さま「防府天満宮」
ここで防府天満宮の歴史について簡単にご紹介しておきます。
防府天満宮は菅原道真公をお祀りした神社です。
このような神社は全国に約1万2千社あるといわれています。
しかし、防府天満宮は菅原道真公を祀るために日本で最初に建てられた神社なのです。
そのことから、日本最初の天神さまと称されています。
今でも、弓始式や節分祭、梅まつり、御正祭などさまざまな年間行事が執り行われており、地域の方だけでなく、日本全国から参拝客が集まる由緒ある神社なのです。
お茶でゆっくり茶室芳松庵
お祈りもできたし、どこかでのんびり一服したいななんて思っていると、「茶室芳松庵」という建物を見つけます。
品のある玄関にたじろいでしまって、入るのに勇気が必要でした。
一歩足を踏み入れると、素敵な日本庭園が僕たちを待っていました。
空気はひんやりと冷たく、木々や草花が息をしているのがわかります。
とても幻想的な空間です。
三和土に入ると、上品な浴衣の女性が迎え入れてくれました。
記帳台で名前を書くと、奥の方に通してくれます。
しばらくすると、お抹茶と和菓子が運ばれてきました。
これで500円( 税込み )は安いなと思います。
この値段には拝観料も含まれているので、すごくお得に感じました。
食べ終わった後は茶室を歩いて見学します。
昔の日本家屋で、たくさん部屋があるようです。
各部屋からは、い草の匂いがフワッと鼻をかすめます。
また、素敵な外廊下から花木をめでます。
草木はみずみずしく輝いて見えます。
アクセス・利用案内
【アクセス】
最寄り駅:JR防府駅 徒歩15分
山陽自動車道から車で:10分
【駐車場】
最寄り駐車場:まちの駅観光駐車場約34台 駐車場から徒歩1分
料金:無料
【営業時間】
防府天満宮の開門時間はAM6:00~PM8:00になります。
時間はAM9:30~PM16:00で、月・火が休館日です。( 祝日の場合は翌日が休館日 )
【料金】
防府天満宮参拝:無料
茶室芳松庵の拝観料:500円( お抹茶とお菓子つき )
防府でランチ
そろそろお腹が減りました。
なにか防府市のグルメはないのかな、なんて思いながら防府天満宮の参道を歩いていると、「 ほうふ玉子かけごはん 」という旗を見つけます。
スマホで検索してみると、なにやら防府市のおすすめグルメのようです。
ランチはこれに決まり!
僕らがお邪魔したのは、「 天とて屋かふぇ 」さんというお店です。
色鮮やかでオシャレな「ほうふ玉子かけごはん」
迷わず、ほうふ玉子かけごはんを注文します!
運ばれてきたものを見て驚愕します。
こんな玉子かけごはん見たことない!
玉子、かつお節、梅干し、高菜、青菜、ゴマ、しそごはんなどが器に盛られています。
なんて色合いの良い美しい玉子かけごはんなんでしょうか。
「 よく混ぜてからお召し上がりくださいね 」
優しい店員さんが教えてくれました。
玉子をえいっ!と潰してから、ぐるぐるぐるぐる混ぜます。
そして、ワニのように口を開いて一口パクッ。
ん~うまいっ!
それぞれの薬味が効いていて、お互いが喧嘩をせずに仲良く口の中でダンスをしています。
なんといっても、しそごはんがベースとなって高菜や梅干し、ごまの風味を引き立たせています。
そして、最後に玉子です。
玉子が全ての味をまろやかにまとめあげています。
ワニの顎も外れる美味しさです。
お腹が空いていたこともあり、ペロッと食べ切ってしまいました。
ごちそうさまでした!
ちなみに、お値段はお汁と小鉢つきで650円( 税抜き )でした。
アクセス・利用案内
【アクセス】
防府天満宮の境内の中にあります。
【営業時間】
年中無休。AM11:00~PM17:00( 土日祝日はAM10:00~ )です。
科学の世界へご招待「防府市青少年科学館ソラール」
防府グルメ「 ほうふ玉子かけごはん 」、美味しかったな~。
お腹もいっぱいになったし、午後からどうしようかな。
防府市のどこかに遊ぶところはないのかな。
防府市をドライブしていると、好奇心をくすぐる看板と出会いました。
「 防府市青少年科学館ソラール 」
午後の予定は決まりです。
Uターンをして防府市青少年科学館ソラールに向かいます。
子供から大人まで学んで楽しめる施設
建物はいかにも科学館といった風情です。
壁は白を基調としていて、近未来的な外観になっています。
310円( 税込み )の観覧料を払って中に入ってみると、子供連れの家族でいっぱいです。
幼稚園児や小学生くらいの子たちがはしゃいでいる声が聴こえます。
大人2人で来たのですが、ちょっと恥ずかしい...
「 もぐもぐ探検隊 」という企画展示をやっていたので、観に行ってみました。
人のからだの中の仕組みを遊びながら学べるコーナーで、僕も感心しながら展示を楽しみました。
防府市青少年科学館ソラールでは、こうやって定期的にキャンペーンや企画展示をやっているようです。
他には、科学実験を観れる「 科学実験室 」や、トリックアート、科学工作、遊べる科学展示物などがありました。
理系の内容で、物理の法則などを学びながら遊べるところでした。
主に小さい子供を対象にしたものでしたが、大人も十分楽しむことができました。
天体望遠鏡で太陽観察
最も心に残っているのが、天体観測です。
太陽を観察しました。
これまた大きな天体望遠鏡で、ガイドさんの解説を聞いたり、クイズに答えたりしながら太陽を観察しました。
ガイドさんの解説の中でも、「 太陽がなくなるまであと50億年ある 」という話には宇宙の壮大さを実感しました。
宇宙の壮大さを実感したあとは、自分の悩みがちっぽけにみえて、なんだか勇気や元気をもらえた気がしました。
まさか310円で科学実験を観れたり、天体観測ができたりするなんて思ってもみなかったので、すごく充実していました。
アクセス・利用案内
【アクセス】
最寄り駅:JR防府駅 徒歩15分
山陽自動車道から車で約10分
【駐車場】
最寄り駐車場:約70台 駐車場から徒歩1分
料金:無料
【営業時間】
開館時間はAM9:30~PM17:00です。
休館日は毎週月曜日( 祝日の場合は翌日が休館日 )と12/29~1/3です。
【料金( 税込み )】
子ども( 小・中学生 ):200円
大人:310円
3山口の穴場観光スポット「防府」へレッツゴー!
いかがだったでしょうか。
山口県防府市の旅行記をお送りしてきました。
防府市には、大平山からの絶景、最初の天神さま防府天満宮、ランチに最適な防府市グルメ「 ほうふ玉子かけごはん 」、大人も子供も遊べるところ「 防府市青少年科学館ソラール 」など、穴場観光スポットがたくさんありました。
防府には魅力がいっぱいあります!
次の旅行は山口県防府市にぜひ足を運んでみてはいかがですか?