2020年3月14日、JR東日本が「 新幹線eチケットサービス 」を開始しました。
山陽・東海道新幹線で利用できる「 スマートEX 」と並んで注目を浴びています。
今回はそんな、新幹線eチケットサービスについて詳しくまとめていきたいと思います。
どうぞ最後までご覧ください。
1新幹線eチケットサービスとは?
新幹線eチケットサービスとは、会員制の新幹線インターネット予約サービスです。
会員制とはいっても年会費や入会金はないので、実質無料のサービスということになります。
新幹線eチケットサービスの概要を紹介
ここでは新幹線eチケットサービスの概要をご紹介していきす。
ぜひ、新幹線eチケット予約サービスを利用する際の参考にしてくださいね!
新幹線eチケットサービスの利用可能区間
新幹線eチケットサービスが利用可能なのは、北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線の区間のみです。
九州・山陽・東海道新幹線では利用できないので注意してください。
新幹線eチケットサービスは何日前から予約可能?
新幹線eチケットサービスには、「 事前受付期間 」と「 申し込み期間 」が設けられています。
事前受付期間
事前受付期間は、乗車日当日1ヶ月と7日前のAM5:30~1ヶ月前のAM9:54までです。
ゴールデンウイークや年末年始などは早めの予約をおすすめします。
申し込み期間
申し込み期間は、乗車日当日1ヶ月前AM10:00~出発時刻4分前かつPM10:54までとなっています。
発車4分前という直前でも購入できるので、急な予定変更にも安心です。
新幹線eチケットサービスで予約できる座席は?
新幹線eチケットサービスで予約できるのは、新幹線の座席全て(自由席・普通車指定席・グリーン車・グランクラス)です!
「スマートEX」と「新幹線eチケットサービス」の違い
「 スマートEX 」と「 新幹線eチケットサービス 」の違いは大きく分けて4つあります。
- 新幹線eチケットサービスは山陽・東海道新幹線では利用できない
- 新幹線eチケットサービスは専用アプリがない
- 新幹線eチケットサービスは複数人での利用が可能
まず、新幹線eチケットサービスは山陽・東海道新幹線では利用できません。
山陽・東海道新幹線エリアではチケットレスサービス「 スマートEX 」を活用しましょう。
2つ目に、新幹線eチケットサービスにはスマートEXのように専用アプリがありません。
ですので、JR東日本「 えきねっと 」公式ホームページから予約する必要があります。
最後に、新幹線eチケットサービスは複数人での利用が可能です。
最大6名までの予約ができ、全員が交通系ICカードを持っていればチケットレスで新幹線に乗車できます。
一方、スマートEXはきっぷを発券する必要があります。
スマートEXについてはこちらの記事にも詳しくまとめているので、参考にしてくださいね。
新幹線eチケットサービスで利用可能な電子マネー
新幹線eチケットサービスで利用できる電子マネーは、ICOCA・Kitaka・Suica・モバイルSuica・SUGOCA・TOICA・nimoca・はやかけん・manaca・Pitapa・PASMOの11種類です。
2新幹線eチケットサービスの使い方
新幹線eチケットサービスは、JR東日本のインターネット予約サービス「 えきねっと 」の無料会員制サービスです。
したがって、利用するには「 えきねっと 」の会員登録が必要になります。
会員登録は、いくつかの個人情報とクレジットカード情報を入力するだけなので簡単です。
また、北陸新幹線についてはJR西日本のインターネット予約サービス「 e5489 」からでも利用できます。
このe5489についても会員登録が必要になるので、手続きを行なってください。
登録の際に、お手持ちの交通系ICカード番号を入力しておくと、チケットレスサービスが受けられます。
いちいち券売機やみどりの窓口できっぷを買いたくないという人におすすめです。
あとは、新幹線eチケットサービスやe5489で新幹線を予約し、乗車日当日に改札をくぐるだけです。
お手持ちの交通系ICカードを改札にかざすだけでOKですよ!
3新幹線eチケットサービスのお得なきっぷ
新幹線eチケットサービスを使うと、普通車指定席・グリーン車・グランクラスのきっぷが200円引きになります。
自由席は割引にならないので注意してくださいね。
また、新幹線eチケットサービスには以下のようなお得なきっぷもあります。
えきねっとトクだ値
新幹線eチケットサービスのえきねっとトクだ値は、乗車日当日のAM1:40までに購入できるきっぷで、時期によって変動はありますが、5~15%割引になります。
列車・乗車区間・席数は限定されているので、お早めの購入をおすすめします。
お先にトクだ値
新幹線eチケットサービスのお先にトクだ値は、乗車日当日13日前のAM1:40までに購入できるきっぷで、時期によって変動はありますが、25~35%割引になります。
これも列車・乗車区間・席数は限定されているので、お早めの購入をおすすめします。
eチケット早得
eチケット早特は、JR西日本のインターネット予約サービス「 e5489 」で買える北陸新幹線eチケット専用のきっぷです。
えきねっとトクだ値やお先にトクだ値と割引価格や仕組みは同じです。
4新幹線eチケットサービス利用時の注意点
新幹線eチケットサービスは特定都市区間内駅制度、通称「 都区内制度 」が適用になりません。
ですので、新幹線駅の間でしか利用できないということになります。
新幹線駅以外への区間へ乗り継ぐ場合は、別途乗車券が必要です。
場合によっては、きっぷの値段が改悪になることもあるので注意しましょう。
5新幹線eチケットサービスのデメリットやメリットを紹介
ここでは、新幹線eチケットサービスのデメリットやメリットをご紹介していきます。
デメリットとメリットどちらも把握したうえで、利用するかどうかを検討しましょう。
新幹線eチケット予約サービスのデメリット
新幹線eチケットサービスのデメリットは大きく3つあります。
- 200円しか割引にならない(しかも自由席は同一価格)
- 乗り継ぎサービスがない
- クレジットカード決済しかできない
特に、200円引きにしかならないという点は、お得感が少なく大きなデメリットです。しかも、この200円引きは普通指定席・グリーン車・グランクラスにしか適応になりません。自由席は割引がなく同一価格なので、注意が必要です。
また、クレジットカード決済しかできないのもデメリット。クレジットカードを持っていない人はそもそも新幹線eチケットサービスを利用できません。
新幹線eチケット予約サービスのメリット
新幹線eチケットサービスのメリットは大きく7つあります。
- 年会費や入会金がない
- パソコンやiPhoneなどから新幹線の予約ができる
- 交通系ICカードを使用したチケットレス乗車ができる
- 好きな座席を選ぶことができる
- 予約後、何回でも予約内容の変更ができる
- 新幹線指定席が200円割引きになる
- 複数人でも利用できる
メリットは多くありますが、特に年会費・入会金が無料で、チケットレス乗車ができるというのは非常に良い点です。また、好きな座席を選び、出発前まで何回でも変更可能なので、大変便利です。
また、複数人でも利用できるので、家族旅行やグループ旅行には最適なサービスとなっています。
6気になる!新幹線eチケットサービスのQ&A
7新幹線eチケットサービスを利用してスマートに旅をしよう!
新幹線eチケットサービスについて詳しくまとめていきましたが、いかがだったでしょうか?
注意点やデメリットなどはありますが、無料で指定席が200円引きになったり、チケットレス乗車ができたりとメリットも多くありました。
新幹線eチケットサービスを利用して、北海道や東北、北陸地方をお得にスマートに旅をしましょう!