海外旅行へ行こう!
そうなったときに困るのが「決済手段」なのではないでしょうか。
残念ながら、海外で私たちが使っている日本円をそのまま使うことはできません。
両替をして、現地通貨へと交換することで初めて使うことができるようになるのです。
しかし、毎回両替をするのは面倒くさいと感じる方も多くいるのではないでしょうか。
そんなときに便利なのが「クレジットカード」です。
クレジットカードがあれば、面倒くさい「両替」をせずとも海外で快適に決済を行う事ができますよ!
しかし一口にクレジットカードといっても、楽天カードや三井住友カード・ライフカードなどさまざまなクレジットカード会社からさまざまな国際ブランドのクレジットカードが発行されており、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
実際に、
- 海外でも安心して使えるクレジットカードはどのクレジットカードなのか
- 海外でも手数料が安く、お得に利用できるのはどの国際ブランドなのか
- 海外旅行にはどのクレジットカードが最適なのか
そんな悩みを持って本記事へたどり着いた方も多いと思います。
この記事ではそんな疑問をまるっと解決していきます!
記事の最後には海外でお得に利用できるクレジットカードも紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
1海外おすすめのクレジットカードブランドは?国際ブランドについて
楽天カードや三井住友カードなどを申し込むとき、必ずと言っていいほど目にする「VISA」や「Master」「JCB」
これが「国際ブランド」と呼ばれるものです。
ユニクロやGUは「服のブランド」で、VISAやMaster・JCBは「クレジットカードのブランド」というわけですね。
ただ服のブランドとクレジットカードのブランドとでは決定的に違う点が一つあります。
それは、基本的にクレジットカードには「ノーブランド品」がないこと。
服の場合ノーブランドの製品も市場に流通していますが、クレジットカードの場合国際ブランドなしのノーブランドのカードはありません。
必ず、どこかしらの国際ブランドがついています。
「国際ブランド」と「カードブランド」を混合されている方が多く見受けられます。
カードブランドとは楽天カードや三井住友カードなどカード発行会社のブランドのことで、カード発行会社独自の加盟店でのみ利用することができます。
一方国際ブランドとは世界中をカバーする加盟店ネットワークを保有しており、日本国内のみならず世界中の加盟店で日本国内での使用と同じように利用することができます。
海外でも使える?クレジットカード初心者でも分かりやすく国際ブランドについて解説!
海外旅行が一般的でなかった時の一昔前のクレジットカードは日本国内のみでしか利用することができませんでした。
しかし、海外旅行が一般的になるにつれ
- 日本国内のみでしか利用できないクレジットカードは不便
- 海外でも日本国内と同じようにクレジットカード決済を行いたい
このような声が目立つようになりました。
そこで、海外でも日本国内と同じようにクレジットカード決済ができるよにと誕生したのが「国際ブランド」です。
国際ブランドがあるおかげで、私たちは今海外でも国内と同じようにクレジットカードが使えているんですね。
国際ブランドは7種類!それぞれの国際ブランドごとの特徴とは?
では、国際ブランドによる違いを見ていくことにしましょう。
知名度・世界シェア共にナンバーワン「VISA( ビザ )」
ビザは他の国際ブランドの中でも群を抜いて優れた会員数を獲得しています。
ビザの国際ブランドシェアはダントツのトップで、ビザの会員数は驚異の20億人以上となっています。
また、加盟店数も国内外合わせて3,850万店以上あり、クレジットカードが使えるお店ならばVISAが使える。
そういっても過言ではないかもしれません。
また、ビザはアメリカ方面に強いと言われているため、アメリカ方面へ旅行に行きたいのならVISAを選んでおけば間違いないでしょう。
為替手数料が安い「Master( マスター )」
ビザの次に国際ブランドシェアを誇っているマスター。
マスターの会員数はビザの次に多い10億人以上となっています。
加盟店数はビザとほとんど変わらないですが、マスターはヨーロッパ方面に強いと言われています。
また、クレジットカード好きの間では「マスターカードが一番為替手数料が安い」事で知られています。
ヨーロッパ方面へ旅行する方であれば、マスターブランドのクレジットカードを選ぶのも良いでしょう。
日本発祥で、海外での日本人サポートも充実「JCB( ジェーシービー )」
実は自国の国際ブランドがあるというのはすごいことなんです。
クレジットカードの国際ブランドは大きく7ブランドありますが、そのほとんどが「アメリカ」発祥であり、自国で国際ブランドを保有している国は、
- アメリカ
- 日本
- 中国
わずか3カ国しかないのです。
日本が世界に誇るべき国際ブランド「JCB」は決済機能はもちろん旅行や出張に嬉しい「T&Eサービス」にも力を入れています。
T&Eサービスとは、Travel & Entertainment(トラベル&エンターテイメント)の略称で、出張や旅をより充実したものとするため、さまざまなお手伝いをしてもらえます。
例えば、空港やレストランでの優待や海外でのラウンジサービス、手荷物宅配サービスなどがこれにあたります。
ただ、JCBは加盟店数・シェアが他国際ブランドと比べ圧倒的に少なく、
JCBの会員数は0.7億人、加盟店数は2,500万店舗ほどしかありません。
ただ、日本発祥のクレジットカードだけあり日本国内での加盟店数はビザやマスターにも負けません。
逆に日本国内だけで考えると、JCBは使えてもビザやマスターが使えないなんてお店も少なくありません。
主に国内でクレジットカードを利用したい方やT&Eサービスに魅力を感じる方におすすめです。
ステータスが高く裕福層から人気を集めている「American Express( アメリカン エクスプレス )」
アメリカンエクスプレスは裕福層から人気が高く、T&Eサービスにも力を入れていることで知られています。
また、「AMEX(アメックス)」という呼び名で親しみを集めています。
また、持っているだけでホテルの上級会員になれる「SPGアメックスカード」や特定の航空会社で利用するとポイントが3倍貯まる「スカイトラベラーカード」など他のカード会社にはないちょっと変わったクレジットカードを発行していたりします。
アメックスは加盟店数が少ないのが難点ですが、JCBと業務提携を締結し、加盟店相互開放を行っているためJCBが使えるお店でもアメックスカードを使うことができます。
そのため、日本国内の使用はまず問題ないでしょう。
海外であっても、ホテルなどでは使えることが多いため安心です。
世界で一番最初の国際ブランド「Diners Club( ダイナース クラブ )」
ダイナースクラブは世界で一番最初に誕生した国際ブランドです。
アメックスと同じく、高いステータスで裕福層から絶大な人気を誇っており、ほかのどのブランドのクレジットカードよりもT&Eサービスに力を入れています。
トラベル優待にグルメ優待、エンタメ優待やゴルフ優待など覚えきれないほどたくさんの優待サービスを提供しています。
ダイナースクラブはプロパーカード(国際ブランド独自に発行しているカードのこと)しか発行しておらず、どれも特典が充実している代わりに年会費がとても高いのが特徴です。
Discover( ディスカバー )
ディスカバーカードは主にアメリカを中心とした国際ブランドです。
2020年8月現在、日本ではディスカバーブランドの付帯したクレジットカードは発行されていません。
また、ディスカバーはJCBと業務提携を行っており、加盟店を相互開放しているため、ディスカバーが使えるお店でJCBカードを利用することができます。
JCBは海外での加盟店が少ないため、アメリカに行った際は覚えておくと便利ですね。
銀聯( ぎんれん )
銀聯は中国中央銀行が主導で作られた、中国で広く普及している国際ブランドです。
日本でも使うことができ、有名どころだとドンキホーテやららぽーとなどで銀聯カードを利用できます。
日本ではまだまだ加盟店が少ない銀聯ですが、中国ではどこのお店でも銀聯が使えるというほど普及しているので、中国へよく旅行へ行く方は銀聯ブランドがついたクレジットカード発行をおすすめします。
ちなみに、三井住友カードなどが銀聯ブランドのカードを発行していますよ!
2海外で一番お得に使うことのできる国際ブランドはどこ?
海外で利用した際、基本的には現地通貨を使い決済を行うことになります。
その際、特別な手続きは必要なく自動的に現地通貨を日本円へ換算し請求をしています。
簡単なイメージとしては下記のとおりです。
簡単な例として、1ドル110円の時に100ドル利用したとしたら、
- 100×110=11,000円
この金額が請求されるようになります。
ただ、ここに見えない手数料が隠されています。
なぜなのかというと、為替レートは実際の為替レートではなく国際ブランド独自の為替レートが適用されるためです。
実際は1ドル110円であっても、適用される為替レートは1ドル110.5円であったりするわけですね。
その差額が国際ブランドの手数料収益となります。
また、為替レートによる手数料は国際ブランドごとに異なっており、どの国際ブランドもブラックボックスとしているため知るすべはありません。
ただ、一部クレジットカードマニアたちからは「マスターブランド」のクレジットカードが一番為替手数料が安いとささやかれています。
カード会社ごとの手数料にも注目!
また、海外利用時にかかる手数料は国際ブランドごとの為替手数料だけではありません。
多くの場合カード会社独自に海外利用時の手数料を設定しています。
国際ブランドの為替手数料はブラックボックスですが、カード会社の手数料は明記されています。
海外でクレジットカードを利用する際は、できるだけ手数料の安いカード会社のクレジットカードを利用したいものですよね。
そこで、代表的なクレジットカード会社の海外利用時の手数料をリサーチしてみました。
ぜひ、海外旅行へ行く際に持っていくクレジットカードを選ぶ時の参考にしてください。
カード会社 | VISA | Master | JCB | American express |
---|---|---|---|---|
楽天カード | 1.63% | 1.63% | 1.6% | 2% |
三井住友カード | 2.2% | 2.2% | - | - |
JCBカード | - | - | 2% | - |
アメリカンエクスプレスカード | - | - | - | 2% |
エポスカード | 1.63% | - | - | - |
イオンカード | 1.6% | 1.6% | 1.6% | - |
こうやって見てみると、イオンカードはかなり頑張っているように思えますね。
また、海外旅行保険が充実してる「エポスカード」もイオンカードに負けずと頑張っている印象です。
また、ポイント還元率が1%とかなり高い「楽天カード」もアメックスブランドを除いて、比較的海外利用時の手数料が安くなっていますね。
海外旅行に使うクレジットカードを選ぶ際はこれらのカード会社のクレジットカードを発行すると良いでしょう。
3海外旅行に使うのにおすすめのクレジットカードは?
海外旅行に持っていきたいおすすめのクレジットカードは目的により異なります。
ポイント還元も含めてお得なクレジットカードが良いのか、それとも海外旅行保険が充実していたほうが良いのか、自分のニーズに合ったクレジットカードを見つけましょう。
また、クレジットカードを複数枚持つという手もあります。
年会費無料のクレジットカードならばカードを複数枚持ったとしても費用が掛からないためおすすめです。
目的別に海外旅行に持っていきたいおすすめのクレジットカードを紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
海外旅行での利用時に手数料が安く、海外旅行保険まで充実しているクレジットカード
また、海外旅行に行かない方でも国内に一万店以上の優待店があるためお得に利用することができますよ!
ポイントも欲しい!ポイント還元率が高く、海外旅行での手数料も安いクレジットカード
楽天カードは常時ポイント還元率が1%超えと非常に高く、海外旅行時でも高いポイント還元率のままで利用することができます。
そのうえ、アメックスブランド以外の楽天カードの海外決済時の手数料は最安クラス。
年会費永年無料の楽天カードは初めてのクレジットカードとしても最適です。
4海外でお得に使えるクレジットカードや国際ブランドを見つけよう!
いかがでしたでしょうか。
欲しいと思えるクレジットカードは見つかりましたか?
ここでご紹介させていただいたクレジットカードはどちらも年会費永年無料で持つことができ、なおかつ海外旅行利用時でも手数料が安いカードを厳選しています。
ぜひ、自分に合ったクレジットカードをみつけ素敵な海外旅行を満喫してくださいね!