2020年夏の日本オリンピックに向けて、2018年8月から新幹線へのフリーWi-Fi導入が始まりました。
新型コロナウイルスの影響で日本オリンピックは延期となりましたが、新幹線へのフリーWi-Fi導入は順調に進んでいます。
新幹線へのフリーWi-Fi導入がはじまるまでは、docomoやauなど大手キャリアのポケットWi-Fiを使わなければならず、不便でした。
現在は新幹線フリーWi-Fiの登場で、スマホユーザーやパソコンを使うビジネスマンにとっては大変ありがたい環境になりつつあります。
しかし、新幹線のフリーWi-Fiといえば
- スピードが遅い
- 繋がらない
- 接続できない
など、良くないイメージもありますよね。
この記事では、各新幹線のフリーWi-Fiの使い方、繋がらないときの対処法など、新幹線のフリーWi-Fiについて詳しくまとめていきたいと思います。
また、新幹線については以下の記事もあるので、ぜひ参考にしながら最後までご覧ください。
1新幹線の車内ではフリーWi-Fiを使うことができる?
新幹線の車両内ではフリー(無料)Wi-Fiが使えます。
ただし、整備が完了している車両のみです。
JRは「 2020年夏のオリンピックまでに随時フリーWi-Fiの整備を進めていく 」と発表しているので、徐々にフリーWi-Fiが使える車両は増えていくことでしょう。
新幹線車内でのフリーWi-Fiは大きく分けると2種類
新幹線のフリーWi-Fiは大きく分けると2種類あります。
Shinkansen Free Wi-Fiとは?
「 Shinkansen Free Wi-Fi 」とは、東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線で使えるフリーWi-Fiです。
のぞみ・ひかりの多くの新幹線で使えます。
JR東海・JR西日本・JR九州の3つの会社が管轄しており、東京駅・新大阪駅・博多駅・鹿児島中央駅など管轄区域が変わってもフリーWi-Fi接続には影響ありません。
JR-EAST FREE Wi-Fiとは?
「 JR-EAST Free Wi-Fi 」とは、北海道新幹線・東北新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・上越新幹線・北陸新幹線(E7系)で使えるフリーWi-Fiです。
JR東日本とJR西日本が管轄しており、このフリーWi-Fiも、管轄区域が変わってもインターネット接続には影響ありません。
2新幹線別!フリーWi-Fiの使い方
ここでは、新幹線別にフリーWi-Fiの使い方をご紹介していきたいと思います。
新幹線ごとでフリーWi-Fiの使い方が微妙に違うので、ポイントをおさえておきましょう。
北海道新幹線でのフリーWi-Fiと利用方法
北海道新幹線のフリーWi-Fiは、E5系とH5系新幹線で「JR-EAST FREE Wi-Fi」が使えます。区間は、新青森駅~新函館北斗駅(青函トンネルを含む)です。
利用時間は3時間で、3時間を過ぎると再認証ログインが必要になります。
利用方法
利用方法は以下の通りです。
- ネットワーク名(SSID)「JR-EAST FREE Wi-Fi」を選択する
- メールアドレスを登録する
- 接続完了
東北・秋田・山形新幹線でのフリーWi-Fiと利用方法
東北新幹線ではE5系、秋田新幹線はE6系、山形新幹線はE3系でフリーWi-Fiサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」を使えます。
利用時間は3時間で、3時間を過ぎると再認証ログインが必要になります。
利用方法
利用方法は以下の通りです。
- ネットワーク名(SSID)「JR-EAST FREE Wi-Fi」を選択する
- メールアドレスを登録する
- 接続完了
北陸新幹線E7系でのフリーWi-Fiと利用方法
北陸新幹線E7系では、フリーWi-Fiサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」が使えます。
利用時間は3時間で、3時間を過ぎると再認証ログインが必要になります。
利用方法
利用方法は以下の通りです。
- ネットワーク名(SSID)「JR-EAST FREE Wi-Fi」を選択する
- メールアドレスを登録する
- 接続完了
北陸新幹線W7系でのフリーWi-Fiと利用方法
北陸新幹線W7系では、フリーWi-Fiサービス「JR-WEST FREE Wi-Fi」が使えます。
利用時間は3時間で、3時間を過ぎると再認証ログインが必要になります。
利用方法
利用方法は以下の通りです。
- ネットワーク名(SSID)「JR-WEST FREE Wi-Fi」を選択する
- メールアドレスまたはSNSアカウントを登録する
- 接続完了
上越新幹線でのフリーWi-Fiと利用方法
利用時間は3時間で、3時間を過ぎると再認証ログインが必要になります。
利用方法
利用方法は以下の通りです。
- ネットワーク名(SSID)「JR-WEST FREE Wi-Fi」を選択する
- メールアドレスまたはSNSアカウントを登録する
- 接続完了
東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線でのフリーWi-Fiと利用方法
利用時間は30分間で、30分間を過ぎると再認証ログインが必要になります。
利用方法
利用方法は以下の通りです。
- ネットワーク名(SSID)「 Shinkansen Free Wi-Fi 」を選択する
- メールアドレスまたはSNSアカウントを登録する
- 接続完了
3新幹線内でフリーWi-Fiに接続できるか調べる方法
ここでは、新幹線内でフリーWi-Fiに接続できるかどうか調べる方法をご紹介します。
車両によってはフリーWi-Fiがないこともあるので、確認しておきましょう。
【現在終了】新幹線の公式のツイッターで確認してみよう
これまで、東京ー新大阪間の東海道新幹線については、公式TwitterにてフリーWi-Fiが使える車両についての情報が随時発信されていました。
しかし、このサービスは2020年2月28日をもって終了となっています。
新幹線のドア付近に「フリーWi-Fi」の文字がないか確認しよう
新幹線のドア付近に「 フリーWi-Fi 」の文字やステッカーがないか確認してみましょう。
フリーWi-Fiの整備が完了した車両から随時使えるようになっています。
また、各駅を発車するときにアナウンスもされるので、注意して聴いておきましょう。
ポケットWi-Fiがあれば対応していない車両でも通信可能
残念ながらすべての新幹線でWi-Fiが使える訳ではありません。
旅行の日程や出張などの関係でどうしてもフリーWi-Fiがない車両に乗らなければいけない場面も出てきます。
そんな時におすすめなのが「ポケットWi-Fi」です。
ポケットWi-Fiがあれば、いつでもどこでも「高品質」「高セキュリティ」の通信回線を利用できるようになりますよ!
4新幹線のフリーWi-Fiにつながらない時は?
ここでは、新幹線のフリーWi-Fiが繋がらないまたはログインできない時の対処法をお伝えしていきます。
困ったときはこれから紹介する方法を試してみてください。
新幹線フリーWi-Fiにつながらない時の対処法
新幹線のフリーWi-Fiが繋がらない時の対処法としては、4つの方法があります。
1つ1つ解説していきますね。
URLが「http://」からはじまるSSL化されていないページにアクセスしてみよう
まずは、SSL化されていないページにアクセスすることです。
URLが「http://」からはじまっていないページにアクセスしていると、いくら頑張っても新幹線のフリーWi-Fiには繋がりません。
しかし、今の時代ほとんどのWebページがSSLで暗号化されてしまっておりSSLで暗号化されていないページを探す方が大変です。
せっかくSSLで暗号化されていないページを見つけたとしても、いつ暗号化されてしまうか分かりません。
そこで、時代の流れに逆らい永遠にSSLで暗号化することのないページを作成しました(笑)
下記ページへアクセスすれば、フリーWi-Fiのログインページへ簡単に転送させることができます。
ぜひ、活用してくださいね。
→ SSLで暗号化されていないページ( http://nossl.tokusuruinfo.jp )
DNS(ドメインネームサーバー)設定を見直そう
次に、DNS設定を見直してみましょう。
任意のDNSサーバーを設定してしまっていると、そちらの方が優先されて新幹線のフリーWi-Fiに繋がらないことが多くあります。
認証ページのURLを調べて手動で入力してみよう
いくら試してみても接続できないことは多々あります。
そんな時には、認証ページのURLを入力してみましょう。
「http://www.wifi-cloud.jp/ 」または「 http://www.wifi-cloud.jp/jr_c_shinkansen/ja/01/index.html 」にアクセスすると、認証画面が表示されるはずです。
SSIDを入力するタイプなら、間違っていないか確認しよう
最後に多いのは、SSID(ネットワーク名)やパスワードの打ち間違えです。
もう一度、一言一句あっているか確認しましょう。
一文字でも打ち間違えていると接続できない可能性が高いです。
5新幹線のフリーWi-Fi接続時の注意点
ここまで、新幹線フリーWi-Fiについてまとめてきました。
便利な新幹線フリーWi-Fiですが、注意点がいくつかあるので最後にご紹介します。
新幹線フリーWi-Fiの利用者が多いと回線が混み合い速度が遅くなる場合が
GWや夏休み、年末年始などは新幹線も繁忙期です。
新幹線の利用者が増えれば、フリーWi-Fiの利用者も増えるので、回線が混み合ってきます。
多くの人が同じインターネット回線を使うため、混雑し、通信速度が遅くなる場合があります。
接続時間が決まっている
新幹線のフリーWi-Fiは接続時間が決まっています。
東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線の「 Shinkansen Free Wi-Fi 」では1回ログインすると30分までの接続時間があります。
30分を過ぎると自動で接続が切れるので、再度ログインする必要があります。
一方で、「JR-WEST/EAST FREE Wi-Fi」は1回のログインにつき3時間の接続時間です。
これについても接続時間を過ぎると自動的に接続が切れるので、再度ログインする必要があります。
セキュリティ対策はしっかりと行おう
新幹線のフリーWi-Fiは便利ですが、パスワードがないためどこの誰でもアクセスができます。
Shoulder Hacking(覗き見)と呼ばれる情報漏えいなどの可能性があります。
ウイルス感染する危険性もあるので、お手持ちのスマホやパソコンのセキュリティ対策はきちんとしておきましょう。
7フリーWi-Fiに繋がらないときは「ポケットWi-Fi」がおすすめ
新幹線などの「公衆Wi-Fi」では多くの人で同時に接続しているため、どうしても回線が混み合ってしまいます。
結果、繋がりにくくなってしまうことが多々あります。
また、だれでも簡単に接続できることから、セキュリティのリスクも高いです。
そのため、プライベートでの通信ならまだしも、会社の重要なデータのやりとりには向いていません。
そこでおすすめなのが「ポケットWi-Fi」です。
ポケットWi-Fiなら、暗号化されたセキュリティの高い高速な通信環境を手に入れることができます。
ぴたっとWi-Fiなら月額2,000円から高品質な通信回線を手に入れることができるため、ぜひ検討してみてくださいね。
8新幹線のフリーWi-Fiを快適に利用しよう!
新幹線のフリーWi-Fiについてまとめていきましたが、いかがだったでしょうか?
接続できない原因や、ログインできない時の対処法が理解できたと思います。
新幹線のフリーWi-Fiを快適に、便利に利用しましょう!