「ワーキングホリデーに行きたいけど、英語力ゼロ…英語勉強したいけど、何からしたら良いかわからない。」
「英語力ゼロでワーホリ行く予定だけど、このままだとやばいのかな…。」
「ワーホリ ってどれくらいの英語力が必要なんだろう。」
このページにたどり着いたあなたは、このようなことで悩んでいると思います。
どれくらいの英語レベルで渡航するかは人それぞれなので、渡航前にどのくらい勉強するかはあなた次第です。
ただ、一つだけ言える事実は、ある程度の英語力で渡航した方が、確実に充実した日々を送れると言うこと。
今回は、英語力ゼロでワーホリに行くとどうなるのか、渡航前の英語勉強法などについて解説します。
1ワーキングホリデーへ英語力ゼロでいくのはあり?
英語力ゼロでもワーキングホリデーへ行くことは可能です。
しかし、私はある程度の英語力をつけてから渡航することをおすすめします。
なぜなら英語力がある方が、確実に充実した毎日を過ごせるからです。
海外で生活したことがない人でも、現地の言葉が解らない状態で生活することが大変だと、何となく想像できますよね。
では、実際にワーキングホリデーへ行く人の英語力はどうなのでしょうか?
実際の体験談を元に解説します。
ワーキングホリデーへ英語力ゼロで行く人は意外に多い?
海外でアルバイトをしながら生活できるワーキングホリデー。
海外生活と聞くと、高度な英語力が必要と思う人も多いかもしれません。
しかし、英語が全く話せない状態でワーキングホリデーに行く人は意外と多いんです。
実際に私も、英語を全く話せない多くの日本人や日本人以外のワーホリの人に出会いました。
英語が話せない人は、同じ国の友人と常に行動し、母国語だけで生活します。
それでも充分生活できてしまうのが、ワーホリ です。
ワーキングホリデーについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
海外に住むこと自体が目的で、英語力の向上や、異国の友人を作る必要のない人は、英語力ゼロで渡航しても全く問題ありません。
しかし、英語力向上や異文化交流をしたい!と思っている人にとって、英語力ゼロで渡航することは、世間的に言う失敗に繋がる可能性大です。
英語力ゼロでの海外渡航は、具体的にどのような生活になるのか、次の章で解説します。
2失敗談から学ぶ!英語力ゼロでワーキングホリデーへ行くと...
ワーキングホリデーは、成功・失敗と言う表現をされますが、成功したか失敗したかはあなたの目的によって変わります。
例えば、英語力の向上は全く興味がないけど、その国を旅して絶景を楽しみたい人にとって、行きたかった場所に全て行くことができたなら成功。
反対に、英語を話せるようになりたくてワーキングホリデーを利用する人にとって、全く英語を使わない海外生活は失敗です。
それでは、英語力ゼロの状態で渡航すると、どんな生活になるのでしょうか。
ここでは、よくある失敗談を解説します。
ワーキングホリデー仲間とのコミュニケーションに苦労する
英語力ゼロの場合、苦労することの一つが友人作りです。
例えばシェアハウスで、あなた以外全員が上手に英語を話すとします。
今日あった出来事、自分の国の文化のこと、自分の過去の出来事などみんなが楽しそうに会話していても、会話についていけません。
最初は、何となく聞いてうなづいていたけど、そんなことが毎日積み重なって、何となく感じる疎外感…
あなたと誰かが一対一で話す時は、相手があなたにスピードを合わせてくれるでしょう。
あなたがわからなかったら聞き返して、何とか会話できるかもしれません。
しかし、あなたを含めて3人以上で話している時、あなたに全てを合わせることは難しいです。
なぜなら会話が進まないからです。
この状況は語学学校でも起こり得ます。
初級クラスではアジア人と南米の人が多く、南米の人は文法がめちゃくちゃでもスピーキングは上手です。
英語力ゼロだとあなたの考えを相手に伝えることも難しく、相手もあなたのことを理解できません。
あなたがいくら友達になりたいと思っても、コミュニケーションが取れない。
この悔しさは実際に体験してみないとなかなかわからないものです。
そして、悔しい思いが英語勉強の起爆剤となり、もっと勉強しようと思うんです。
でも、どうせ後から悔しい思いをするなら、事前にできる限り勉強しておきましょう。
仕事が日本人経営の店や悪徳ファームに限られる
ワーキングホリデーの魅力は、現地での就労許可があることです。
ワーキングホリデーの収入や費用について気になる人は、こちらの記事がおすすめ。
英語力ゼロでもアルバイトをすることはできるので、安心してください。
しかし、英語力ゼロだとできる仕事は限られます。
例えば、オーストラリアは移民大国のため、異国文化に対してとても寛容です。
日本食は現地で大人気で、街の至る所に和食ダイニング・ラーメン屋・寿司レストランがあります。
日本食レストランは、低賃金・多忙など条件の悪さから常に人手不足で、日本人なら高確率で仕事が決まります。
ただ、英語力ゼロだと接客も難しいため、キッチンで仕込みや皿洗いがメインになることが多いです。
厨房での仕事は、飲食店に慣れていない人にとっては過酷な仕事かも知れません。
また、オーストラリアやニュージーランドでは、ファームの仕事もワーキングホリデーで人気。
ファームはオーストラリア人が経営している有名なファームなら、時給制で高収入を得ることが可能です。
しかし、そう言うファームは応募時から全て英語で対応し、指示や注意事項も全て英語。
英語力ゼロでは仕事を見つけること自体が難しいです。
日本人向けの現地コミュニティサイトやFacebookで仕事を探せば、日本語でも対応してくれる仕事が見つかります。
ただ、そのようなファームは条件が悪いファームが多いので要注意。
以上のようなワーキングホリデーライフ、あなたはどう思いますか?
英語力ゼロから抜け出したい、と言う人におすすめの英語勉強法を次の章で解説します。
3【英語力ゼロから】ワーキングホリデーに必要な英語力を伸ばす勉強法
英語力ゼロから抜け出すには、コツコツと勉強するしかないです。
でも、どう勉強したら良いかわからない…そんなあなたのために、ワーキングホリデーで役に立つ、英語勉強法を解説します。
- 参考書を参考に、最低限の英語の文法を身に着けよう
- 日常生活で起こるシーンを英語に変換してみよう
- 通学・通勤などの隙間時間にスマホアプリで英語学習に励んでみよう
- YouTubeの英語学習動画を見るのもGOOD
- オンライン英会話サービスで学んだ英語を試してみよう
- 実際に外国人と交流してみよう
- ワーホリ前に短期留学で英語力を磨き上げよう
それでは一つずつ解説します。
参考書を参考に、最低限の英語の文法を身に着けよう
文法を学ぶための参考書の購入がおすすめ。
たまに、together, together,OK?などと単語だけで話す人がいます。
意味は通じなくもないのですが、文法を学んで完璧な文で言った方が正確に伝わります。
文法を学べば、伝えられる内容の幅も広がるので、もっと踏み込んだ会話が可能です。
英語を学ぶのにおすすめの参考書を紹介
ワーホリ渡航前におすすめの参考書は、Essential Grammar in Useです。
発行元はイギリスのケンブリッジ大学で、初心者向けの文法参考書です。
おすすめポイント
- 英語で英語を学べる
- 中学英語の簡単な文法や単語を学べる
- 絵や図の解説がわかりやすい
英語を勉強する時に日本語の参考書で勉強すると、どうしても頭の中で日本語に訳してから英語に直す癖がついて、なかなか上達しません。
この参考書の出版元はイギリスで有名なケンブリッジ大学なので、全て英語で書いてあります。
語学学校に行く予定の人は、これを事前に勉強しておくと、文法用語もしっかり学ぶことができて便利。
英語力ゼロの自分にはちょっと難しそう…と感じるかも知れませんが、内容は中学英語レベル。
はじめの方はBe動詞や一般動詞から始まります。
例文もたくさん載っているので、声に出しながら学習すればスピーキングの練習にも効果的。
また、一見分厚い参考書のようですが、中身はカラフルで絵や図もたくさん載っています。
絵や図でイメージすることで、実際の場面もイメージしやすいです。
見開き1ページで1単元終わるようになっているので、勉強しやすいです。
日常生活で起こるシーンを英語に変換してみよう
日本人は英語を勉強する時、難しい単語や例文を勉強しがちです。
日本人に多いのは、単語は知っているけど会話で使えないと言うパターンです。
ワーキングホリデーで役に立つ会話表現は、あなたが普段日本で使っている以下のような何気ない会話です。
- 昨日はどこに行ってきたの?
- お腹空いたね。何食べようかな?
- 料理上手だね。
- 友達に聞いたんだけど、あなたはピアノ弾けるの?
など。
あなたの周りにある物を英語で何ていうか調べてみたり、あなたが日本語で良く使うフレーズを英語に訳してみると、渡航先で役立つかも知れません。
大切なのは、これは英語で何て言うんだろうと常に疑問に持つことです。
通学・通勤などの隙間時間にスマホアプリで英語学習に励んでみよう
スマホのアプリは、英語学習にとても有効的。
無料でも役に立つアプリはたくさんあるので、通学・通勤などの隙間時間に勉強しましょう。
スマホアプリは単語、発音、リスニングを学習するのがおすすめ。
学習履歴が残るアプリもたくさんあるので、自分が頑張った記録や上達具合が一目瞭然で便利です。
YouTubeの英語学習動画を見るのもGOOD
ご飯の時間や準備の時間も有効活用するために、YouTubeでの英語学習もおすすめ。
YouTubeなら、何かをしながらできるので、忙しい人にもおすすめです。
おすすめの英語学習チャンネルを紹介
このチャンネルは有名なので知っている人も多いかも知れませんが、とてもおすすめです。
YouTuberのちかさんは、小学校1年生から大学卒業までアメリカで育ったバイリンガル。
このチャンネルの面白いところは、バラエティ豊富な企画です。
実際にネイティブのお友達にインタビューしたり、現地のカフェやレストランの店員さんとの会話をしている場面を見せてくれたり。
まるで視聴者も海外旅行をしているかのような気分にしてくれます。
あまり英語を話せない旦那さんが、海外で店員さんと話したり、語学学校に行ったりしている企画もあり、英語が話せない人のリアルな意見も参考になります。
オンライン英会話サービスで学んだ英語を試してみよう
オンライン英会話は、安価なレッスン料金でマンツーマンレッスンを受けることが可能。
大切なのは、レッスンだけで終わらせずに、日常で使ってみることです。
レッスンを受けた後、次のレッスンまでにしっかりと復習して定着させましょう。
実際に外国人と交流してみよう
ワーキングホリデーに行く前に、日本に住んでいる外国の人と交流してみると、現地でのコミュニケーションの練習になります。
おすすめは、meetup、英語が公用語のカフェなどで国際交流することです。
積極的に動いて、渡航前に英語を話す機会を作りましょう。
ワーホリ前に短期留学で英語力を磨き上げよう
ワーキングホリデーに行く前に、フィリピンへ短期間留学する人は意外と多いです。
フィリピン留学は、ワーキングホリデーで人気の欧米圏と比べて物価や授業料が安く、効率的に英語学習可。
友人から聞いた話だと、フィリピン留学はスパルタで平日の外出禁止。
朝から夕方までみっちり英語を学ぶそうです。
そのため、事前に覚悟をして行くことをおすすめします。
ワーキングホリデーへ渡航前にできる英語勉強法について解説しましたが、実際にどのくらいのレベルで渡航するのが理想なのでしょうか。
次の章で解説します。
4ワーキングホリデーに行く前に、英語力ゼロからTOEIC600点を目指そう
ワーキングホリデー渡航前の理想は、TOEIC600点です。
英語力ゼロとは、具体的にどう言う状況でしょうか。
TOEICの公式サイトによると、TOEICの得点が300点未満の人は以下の特徴があるとされています。
- 電車、バス、飛行機の時刻表を見て、何とか理解できる
- 自分宛に書かれた仕事上のメモを理解できない
- 商品のカタログやパンフレットを読んでも理解できない
上記のような状況だと、現地の英語サイトで住居や仕事の情報収集をしたり、チャットでコミュニケーションを取ったりするのは難しいですよね。
TOEIC600点あれば、上記のようなことは自信を持ってできるようになります。
ワーキングホリデーでは、いかに質の良い情報を手に入れるかで充実度が変わります。
良い情報をゲットするには、英語での情報収集が不可欠。
TOEIC600点はあくまでも理想ですが、これぐらいのレベルだと現地で必要な情報を英語で収集可能です。
この記事を読んでいる人の中には、もう既に現地で暮らしていると言う人もいると思います。
次の章では、現地でできる英語力の伸ばし方を解説します。
5英語力ゼロでも大丈夫!ワーキングホリデー中に英語力を身に着けるために
もう渡航が迫っている、もしくは既に渡航している人も、今からでも遅くないので安心してください。
英語力を身につけたいなら、とにかく現地で積極的に行動しましょう。
ここでは、渡航後にできる英語力を伸ばす方法を解説します。
シェアハウスを選び、積極的に外国人と交流しよう
現地のウェブサイトや、Facebookの現地コミュニティを使えば、ネイティブがオーナーのシェアハウスを見つけることができます。
ネイティブがオーナーのシェアハウスには、ネイティブや英語の流暢な留学生が暮らす傾向にあるので、英語を上達したい人にはおすすめ。
彼らと仲良くなれば、毎日たくさん話して日常会話がどんどん上達します。
【吹き替えNG】英語での映画・ドラマを楽しもう
発音が良い日本人以外のワーホリの人に勉強方法を聞くと、映画やドラマで勉強したと言う答えが返ってきます。
特にドラマは興味があれば飽きませんし、日常的に使うフレーズがたくさん使われることが多いです。
字幕で何度も繰り返し観て発音を真似することで、生きた英語が身につきますよ。
6英語力ゼロのワーキングホリデーは得るものが少ない
今回は、英語力ゼロのワーキングホリデーの現状や、英語学習方法などについて解説しました。
英語力ゼロでもワーキングホリデーに行くことは可能です。
しかし、英語力ゼロで渡航することは、とてももったいないことだと思います。
ワーキングホリデーで出会う人々は、多くの場合一期一会か短期間の関係です。
もしも英語が話せて、自分の気持ちを伝えたり相手のことを聞くことができたら、旅が何倍も楽しくなりませんか?
英語はただのコミュニケーションツールですが、英語さえ話すことができれば、相手が英語を話せる限り、どんな国の人とでも会話できます。
日本の裏側ブラジルから来た人、アフガニスタンから命がけで来た人、何でも知っている地元の人、そんな人たちと会話をすることで、あなたの旅がとても華やかになります。
あなただけの素敵な思い出を作るために、めんどくさいな〜と思わずに、積極的に英語を勉強して英語力ゼロを抜け出してみてはいかがでしょうか。