「ワーキングホリデーの仕事はどうやって探すの?」
「どんな仕事ができるのかな?」
「ワーキングホリデーで仕事をするには、どれくらい英語力が必要なの?」
ワーホリでこれから渡航する人にとっても、すでに現地に滞在している人にとっても、生活していく上で大切な仕事探し。
中には頑張っていても結果が出ない人もいると思います。
この記事を読めば、仕事探しのポイントを理解して、仕事が見つからないという不安を解消できますよ。
今回は、ワーキングホリデーでの仕事の探しのポイントや、仕事探しの流れの解説です。
1ワーキングホリデーでの仕事探しの不安を解消!
ワーキングホリデーとは、長期滞在中に就業・通学・観光などが認められたとても自由度の高いビザです。
ワーホリ について詳しく知りたい人はこちらを参考にしてくださいね。
慣れない海外生活の中、英語を使って仕事を探すことへの不安は大きいですよね。
ここでは、そんな不安の解消方法を解説していきます。
ワーホリでなかなか仕事が見つからないときの対処法
頑張って仕事を探していても、なかなか見つからないと心が折れそうになりますよね。
でも、自分から行動しなければ一生仕事は見つかりません。
そんな時は一度立ち止まって、違う方法を試してみることが大切です。
ここでは仕事探しの方法について解説します。
インターネットの求人サイトを活用しよう
日本の求人サイトで仕事を探す時と同じように、インターネットの求人サイトで仕事を探すことは、効果的な方法です。
日本と違うところは、自分で直接企業の担当者へ応募することです。
日本の求人サイトは、登録すると求人サイトの会社が仲立ちして企業に連絡をしてくれることが多いですよね。
しかし海外でアルバイトを探すには、求人サイトに掲載されている連絡先へ自分で連絡を取ることが一般的。
そのため、応募時にしっかりアピールすれば、採用に繋がりますよ。
フリーペーパーを使えば、現地企業の仕事が見つかる!
留学エージェントの現地オフィスなどには、日本語のフリーペーパーが置いてあります。
日本人向けのフリーペーパーは日本語で情報が書いてあるので、英語が苦手な人も仕事を探しやすいですよ。
気になる企業に飛び込んで応募してみることも
意外と思う人もいるかも知れませんが、海外では自分で直接履歴書を持っていく方法も一般的。
求人を出していなくても、実は欠員が出て募集している企業もあるので、働いてみたい企業にはどんどん直接営業をするのも一つの手段です。
また、インターネットでの応募だと、返信が来ない企業も多いです。
インターネットの応募で返信をもらえない時や、インターネットで応募した企業に直接履歴書を持っていくと、あっさり仕事が決まることあります。
友人からの紹介なら安心して働ける
現地で友人をたくさん作ることは、楽しい思い出が増えるだけではなく、有益な情報を得られるというメリットも。
企業は、人手不足だったり、誰かが仕事を辞めるタイミングでスタッフを募集します。
企業からしたら、インターネット上で仕事を募集するよりも、既にその企業で働いている人からの紹介で採用した方が、時間も手間も省けます。
友人が既に働いている企業だったら、条件や労働環境をしっかり確認できるので、こちらとしてもありがたいですよね。
そのために、仕事を探していることを友人に話しておくと、紹介してもらえる確率が上がりますよ。
ブログや口コミを参考にするのもGOOD
特にオーストラリアやニュージーランドなど、農業が盛んな国ではビザ延長のために、ファームの仕事をする人が多いです。
ビザの延長について気になる人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ただ、残念なことにファームの中には悪質なところもあり、口コミが重要になります。
そんな時に有効なのが、過去にワーキングホリデーでファームを経験した人のブログ。
ブログでは、多くの人が悪いところや良いところをありのままにつづっているので、情報収集に有効ですよ。
最終手段:クラウドソーシングサイトで日本から仕事を取ってくることも
クラウドソーシングサイトとは、在宅の仕事を探している人と、働き手を探している人のマッチングサイトのようなものです。
主にパソコンやインターネット環境があれば完結できる仕事がほとんどなので、海外にいながら日本の仕事をGetすることが可能。
クラウドソーシングサイトは海外でもたくさんのサイトがありますが、日本で有名なのは、クラウドワークスとランサーズです。。
どちらのサイトも、プログラミング、ライティング、アンケートなどさまざまな仕事を探すことができます。
クラウドワークスやランサーズがおすすめ!
クラウドワークスは案件数や仕事のジャンルが多いので、とにかく何か仕事をしてお金を稼ぎたい人におすすめ。
しかし、単価が低い案件が多かったり、中には悪質なクライアントがいるので要注意です。
ランサーズはクラウドワークスよりも案件が少なめですが、一つ一つの案件の単価をAIが判定するため、適正価格かどうか確認することができます。
どちらのサイトもはじめのうちは仕事を取ることが難しいですが、隙間時間にコツコツ取り組めば、現地での生活費を稼ぐことも可能です。
ワーホリでなかなか面接に合格できないときの対処法
海外と日本では、面接でのアピールの仕方が少し違います。
日本では志望動機がとても大切ですが、海外では経験や即戦力になるかどうかが大切。
また、日本では謙虚でいることが美徳ですが、海外では自己主張をしっかりすることが重要です。
そのため、自分ができると思うことは自信を持って 「できます!自分は◯◯が得意です!!」 と主張ましょう。
本当はできるのに控え目に言ったり、少し経験があるのに短期間だから経験に含めないなどは、仕事を得るチャンスを逃してしまいます。
ただし、できると言ったからには、それ相応のパフォーマンスを発揮するだけの努力が必要です。
採用されたら全力で仕事をしましょう。
履歴書やカバーレターの書き方が分からないときの対処法
日本のスーパーマーケットや本屋さんで売っている履歴書ですが、海外ではwordなどを使って自分で一から作ります。
カバーレターとは、自分の情報の概要や自己PRが書かれた、履歴書に添える手紙のことです。
インターネットで応募する場合、履歴書とカバーレターの内容がとても重要。
作成方法がわからない場合は、サンプルを公開しているウェブサイトがたくさんあるのでインターネット検索がおすすめです。
また、留学エージェントや語学学校では、履歴書を添削してくれるところも多いので、一度添削してもらうのも効果的です。
2ワーキングホリデーで体験できる仕事を紹介!
ここでは、ワーキングホリデーで体験できる仕事を紹介していきます。
日本人でも安心して働ける「日本食レストラン」
日本食は海外で大人気です。
わたしがワーキングホリデーに行ったオーストラリアでも、日本食レストランが大人気で、大きな都市だけでなく小さな街にもありました。
飲食店は人手不足なことが多く、日本人がオーナーの日本食レストランなら、日本人と言うだけですぐに雇ってもらえます。
ワーキングホリデーの人ができる職種はウェイトレスかキッチンです。
お給料の相場を紹介!
オーナーが地元の人だとしっかりしたお給料がもらえますが、日本食レストランのお給料は低賃金の傾向にあります。
オーストラリアの最低賃金は時給AUD19.49(日本円で約1,300円)ですが、日本食レストランはそれくらいまたは、それ以下のところも。
現地の人と仲良くできるかも!?「カフェやウェイター」もおすすめ
せっかく海外で働くのですから、ローカルのカフェやレストランで働くのもおすすめです。
しかし、オーストラリアでは、カフェやレストランで働くには資格が必要なことも。
コーヒーを作る人をバリスタと言い、バリスタの資格が必要だったり、お酒を扱うレストランで働くにはRSAという資格が必要です。
地元のカフェやレストランはライバルが多く、高い英語力が必要になるので難易度が高いですが、地元のお客さんと仲良く会話しながら楽しく働くことも可能ですよ。
お給料の相場を紹介!
お給料の相場は国や技術によって全く違いますが、オーストラリアの場合、時給AUD20〜AUD30(日本円で約1,400〜2,100円)です。
また、カナダやイギリスはチップの制度があるので、頑張った分お給料が増えますよ。
お給料が魅力的!日本人の「ツアーガイド」なら英語ができなくても安心
観光客が多い地域では、日本から来た観光客を案内する日系旅行会社でのツアーガイドも可能。
日本人への対応なので、求められる英語力はそこまで高くなく、簡単な会話ができる程度の英語力でOKです。
お給料の相場を紹介!
お給料は、1本いくらで計算される歩合給が一般的。
観光業が盛んなオーストラリアの求人サイトでは、時給AUD22(日本円で約1,540円)という仕事がありますが、ほとんどの求人にはお給料の記載がありません。
気になる人は、求人サイトから問い合わせが必要です。
ワーホリといったら「ファーム」での仕事が有名
ワーキングホリデーではファームで働く人が多いです。
ファームと言っても果物や野菜だけでなく、林業・動物の世話・漁業などさまざま。
人気のフルーツファームでは、ピッキング(収穫)、パッキング(箱詰め)が主な仕事です。
お給料の相場を紹介!
お給料は自分の仕事量に応じて収入が決まる、歩合給の場合がほとんど。
運が良ければ、時給の仕事もGet可能ですよ。
オーストラリアのフルーツファームでの時給は、AUD24(日本円で約1,680円)程度が一般的です。
3ワーキングホリデーで仕事を見つけるまでの流れ
ここではワーキングホリデーで仕事が見つかるまでの流れを解説します。
流れをしっかり把握して、理想の仕事をGetしましょう。
情報収集
まずは自分がどんな仕事をしたいのか考え、情報収集をします。
以下は情報収集で役に立つウェブサイトです。
カナダ
オーストラリア
ニュージーランド
上記の他にもfacebookのコミュニティを使って情報収集するのもおすすめです。
レジュメの作成・応募したい企業への配布
候補の企業が見つかったら、レジュメ(履歴書)を使ってどんどん応募しましょう。
レジュメの配布方法は、インターネットからの応募と直接渡しに行く方法があります。
インターネットの応募は家に居ながらいつでも応募できますが、返信が来ないことが多いという点がデメリット。
直接レジュメを渡しに行けば、採用担当者と直接話すことができる可能性があったり、人柄で採用してもらえる可能性があります。
しかし、一日中歩き回る体力や、一人で飛び込む勇気が必要となります。
面接を受ける
レジュメの選考が通れば、担当マネージャーと面接をします。
日本人が経営者の場合は面接も日本語のところが多く、日本人以外なら英語での面接です。
聞かれる内容は主に以下の通りです。
- 週にどれくらい働けるか
- いつ働けるか
- ビザの種類・残り期間
- 経験・経歴
- 志望理由
わたしはオーストラリアで日本食レストラン、ローカルのお土産屋さん、ファームの面接を経験しましたが、志望動機を聞かれたのは日本食レストランのみでした。
また、ビザの期限と種類は仕事を探す上でとても重要です。
例えば学生ビザで就労を許可されている国もありますが、労働時間が限定されています。
また、ビザの期限が短いと仕事を探しにくいです。
英語の面接は最初は緊張しますが、大切なことは聞き取れなかった時に聞き返すこと。
特にファームや日本食レストランなどは、そこまで高度な英語が求められるわけではありません。
たった一度聞き取れなかった程度で不採用になる可能性は低いので、しっかりとわからない時に聞き返すことが大切です。
4ワーキングホリデーで英語力ゼロでも仕事を見つけることはできる?
ワーキングホリデーは、仕事を選ばなければ英語力ゼロでも仕事を探すことが可能。
情報収集は日本人向けのウェブサイトを利用できますし、日本食レストランやファームなら日本語で対応できるところも多いです。
具体的には、日本食レストランのキッチン、日本人がスーパーバイザー(現場監督)をしているファームなど。
ただし、英語が全く話せないよりも、日常会話程度はできた方が、現地での暮らしが充実します。
渡航前に最低でも、中学英語を勉強しておくことをおすすめします。
英語力ゼロから抜け出したいと言う人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
5ワーキングホリデーで仕事を探すときに気をつけたいこと
ワーキングホリデーで仕事を探す時に気をつけたいことは、賃金・仕事内容・労働時間などの条件を確認すること。
募集要項に賃金が記載されていない場合に確認するのはもちろん、記載されていても口頭で確認した方が確実です。
また、ワーキングホリデーでできる仕事の雇用形態は、カジュアルかパートタイムという形態。
特にカジュアルの場合、週に何時間以上という決まりがないので、時給が高くても労働時間が少なくて稼げないということもあります。
週にどれくらい働けるかの確認は、必ずしてくださいね。
6ワーホリの仕事は選ばなければすぐに見つかる
今回はワーキングホリデーでの仕事の探し方などについて解説しました。
仕事を見つけるポイントは、根気強く探すことと、こだわりすぎないことです。
たとえ高い英語力があっても仕事を選びすぎると、いつまで経っても仕事が決まりません。
あまり固く考えすぎずに、目の前にあることにどんどん挑戦することがワーホリの良いところでもあるので、日本ではできないことに挑戦しましょう。