アメリカ(米国)入国審査でセカンダリールームに行った話

米入国審査ーセカンダリールーム
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世界一周。小さい頃から思い描いてきた夢がようやく現実になった日でした。

ファーストクラスでの長時間フライトを終えアメリカ・サンフランシスコ国際空港に降り立った瞬間に「本当にここから世界一周が始まるんだ」と胸の奥がじんわり熱くなったのを覚えています。

高揚感と同時に少しの緊張。それでもこの先に待っているのは“旅の始まり”だけだと思っていました。まさかこの直後アメリカ米国)入国審査でセカンダリールームに案内されることになるとは想像すらしていません。

この記事ではそのとき何が起き、どんな質問をされ、どんな感情が自分の中を行き来していたのかをできるだけ正確に正直に書き残します。ぜひアメリカ渡航前の方など参考にしていただけると嬉しいです。

もくじ

この記事をイメージしたオリジナル曲「扉の前で立ち止まる」

この記事をイメージした楽曲を作成してみました。ぜひ聞きながらこの記事をお読みいただけると嬉しいです。
曲名は「扉の前で立ち止まる」

~著作権フリーです~
ご自由にお使いください(引用元の提示をお願いします!)

歌詞の表示はこちら(クリックしてください)

空港の表示 文字が踊る
人の波に飲まれて 歩いてく
世界一周の始まりは
期待だけじゃない 少しの不安も

サンフランシスコの入国審査
笑顔でパスポート差し出した
でも次に来たのは
意味のない札


心の中の時計が
一段ずつ速くなる
誰も責めはしないけど
胸が高鳴る


止められた その瞬間に
現実が 一気に近づいた
行きたい場所より先に
「ここを通れるのか」を問われた

見えない境界線に
名前を書き直すように
僕の中の恐れが
一度だけ震えた


小さな部屋の中で
白い壁と椅子だけがある
説明は淡々と でも確かに
重たい空気を運んできた

係官の目は 優しいけど
言葉が静かに問いかける
「君は何を探しに来た?」
その問いは 旅よりも先に
僕の本当を見せた


心の中の壁が
一度だけ崩れたけど
安堵と緊張の間
呼吸がゆっくり戻る


止められた その瞬間に
未来が 一瞬立ち止まる
行きたい街よりも先に
自分と向き合う時間が来た

出口が見えた時
世界はまたひらける
震えが消えた心で
僕は歩き出す


まだ見ぬ街は
笑顔で待っている
不安も戸惑いも
全部連れて行く


止められた その瞬間が
世界一周の一部になる
行きたい場所よりも
大切な何かを得た

見えない壁を越えて
また空が広がる
僕の旅は始まった
ほんとうの旅はここから

ファーストクラス到着|入国審査場は不自然なほど静かだった

広々したシート

この日はずっとコツコツためてきたマイルを使ってようやく取ることができたファーストクラスだったため機内を一番最初に降りました。疲れはありましたがそれ以上に「やっとここまで来た」という達成感の方が大きかったです。

通路を歩きながらこれから始まる世界一周のルートや最初の街サンフランシスコでやりたいことが頭に浮かんでいました。入国審査場に着いた瞬間少し違和感を覚えました。広い空間なのに人がほとんどいない。列もなくざわつきもなく音が吸い込まれるような静けさ。

一番乗りか…

事前知識ではものすごく入国審査場は混雑しており、順番を待っているだけで1時間はかかると学んでいました。しかし実際に到着したら入国審査場はガラガラで拍子抜けしたことを記憶しています。この時、「やった!この感じならすぐに入国できる」と思いました。

最初の審査官は拍子抜けするほど穏やかだった

案内されたブースに立つとそこにいたのはおっとりした雰囲気の男性審査官でした。

声は低く話し方もゆっくり。表情も柔らかく目つきも鋭くありません。むしろおっとりした表情でした。

正直「アメリカの入国審査ってもっとピリピリしてると思ってた」という印象でした。強面の入国審査官が厳しい口調でいろいろ質問してくると思っていましたが、実際は真逆だったのです。

この時点では緊張よりも安心の方が勝っていました。

旅程表を出したのが間違いだった?

審査官に搭乗券とパスポートを渡すと顔写真の撮影と指紋のスキャンが始まりました。指紋は左右5本の指すべてを記録する必要があります。それが終わると、下記のような質問がありました。

目的は?

観光です。

サンフランシスコではどこに行くの?

質問自体はごく普通です。ですが2つ目の質問で少しだけ戸惑いました。サンフランシスコでの滞在予定を英語で簡潔に説明できる自信がなかったからです。

ここで変に詰まるより正確な情報を渡した方がいいと思い世界一周の旅行計画表をそのまま差し出しました。

旅程表を見つめる沈黙がやけに長く感じられた

審査官は旅程表と画面を交互に見ながらキーボードを打ち続けました。

数秒。でも、その数秒が妙に長い。

このとき初めて「もしかして、何か引っかかっているのかもしれない」という感覚が頭をよぎりました。

「いくら現金を持っている?」で空気が変わった

次に聞かれたのは予想していなかった質問でした。

「いくら現金を持っている?」

一瞬頭の中で考えましたが隠す理由はありません。正直に答えました。

「日本円で5万円ほどです」

この瞬間に審査官の顔が少し曇ったように感じました。この質問が審査の分岐点だったのだと思います。

世界一周するのに現金5万円しか持ってきていない。たしかに怪しまれるのも無理はない気がします。
でもですよ!いまの時代ほとんどキャッシュレス。現金いくら持ってきているのか聞くことにあまり意味がない気がします。

「ちょっとついてきて」と言われた瞬間に体の奥が冷えた

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審査官は穏やかな声のままこう言いました。

「ちょっとついてきて」

声も表情も変わっていません。でもその一言で空気がはっきり変わったのを感じました。

一瞬のうちに「もう入国できないのか」や「ついに初めての強制送還を受けることになるのか」などさまざまなマイナス要因が頭に浮かんできたからです。

一度入国拒否されたらもう二度とESTAでは入国できなくなる。

観光ビザを取れば米国に入国できる道は残されていますが、ESTAという特権を失いたくありません。またここで強制送還されたら後の世界一周旅行計画がすべて台無しになってしまいます。

人生初めてのセカンダリールーム(別室)

セカンダリールーム(別室)の存在は知っていましたが、完全に隔離された別の部屋だと思い込んでいました。

しかし実際に案内されたのは入国審査ブースの延長線上にある一角。壁で仕切られているわけでもなく、20脚ほどの椅子が並んでいるだけの空間でした。

すでに3人ほどが言葉を発することなく静かに座っていました。僕はここがセカンダリールームであることを知らずに携帯をいじっていたら「携帯はダメ!」と怒られてしまいました。

その時に初めて「ここが、セカンダリールームなんだ」と理解し、ようやく事態の重さを実感しました。

別室で携帯をいじると怒られるという情報は知っていましたが、案内された場所は入国審査場の延長にある椅子が並べられているだけの空間。最初のうちはそこがセカンダリールームだとは知らずに携帯をいじっていたら怒られてしまいました・・・
セカンダリールーム=完全に別室というわけではないので注意しましょう。

別室では二人の審査官から同じ質問を何度も受けた

セカンダリールームでは二人の審査官が交代する形で対応しました。交代というより連携なしでそれぞれが聞きたいことを聞いてくるというイメージが近いかもしれません。

そして驚いたのは聞かれる内容がほぼ同じだったことです。同じ質問を別の人からもう一度。

  • 何をしに来たのか
  • どこへ行くのか
  • いくらお金を持っているのか
  • ホテルの予約はあるか
  • 出国する航空券はあるか
  • 飛行機代はだれが払ったのか
  • なぜファーストクラスなのか

そのたびに同じ内容を、同じ温度で、落ち着いて説明しました。これが思っていた以上に消耗しました。

質問の数自体はそこまで多くありませんが、何度も、何度も、何度も同じことを聞かれ続けるのです。だいたい質問と荷物検査で1時間ちょっとかかったと思います。

航空券はマイルで支払ったと伝え履歴まで確認された

飛行機代について聞かれたとき僕はこう答えました。

「マイルで支払いました。ANAのマイルです」

するとANAマイルの支払い履歴を見せるように求められました。正直ここまで確認されるとは思っていませんでした。

スマホの使用許可をもらい審査官と一緒にANAアプリで世界一周特典航空券の費用として22万マイルを支払っている記録を確認していきます。セカンダリールームとはいえ、審査官に許可を取ることで携帯を使うことも許されることがわかりました。

いま思えば26歳という若い年齢ながらファーストクラスで渡米したことが怪しまれてしまった原因だったのかもしれません。誰が航空券を買ったのか、お金の出どころとても重要視しているように感じました。

旅程表を見ずに答えさせられる時間が一番きつかった

印象的だったのは最初は審査官にお渡しした旅程表を見せてもらえなかったことです。

「自分で立てた計画なら、覚えているよね」

そんな無言の圧を感じました。

アルカトラズ島について出航時間まで聞かれたときは頭の中を必死に探りました。

まるで学校のテストのよう。審査官はひとつひとつこの日はどこに行く予定なの?と旅程を確認してきますが、僕は旅程を見ることができません。

この時間が精神的に一番きつかったです。

銀行口座と荷物検査を終えようやく肩の力が抜けた

最後に銀行口座の残高確認。みんなの銀行の預金残高、それを米ドルに直したものをお見せしました。銀行口座を確認されることがあるという事前情報は知っていましたが、まさか自分が確認されることになるとは思ってもみませんでした。

正直に言えば、知らない人に銀行口座を見せる。気持ちのいいものではありません。

その後、入国審査官がバッケージクレーム(手荷物返却場)から僕のスーツケースをもってきて、何度も下記のように確認されました。

  • 荷物は自分自身でパッキングしたものか
  • ほかの人から預かったものを入れていないか
  • 中に食べ物は入っていないか

僕はすべて自分でパッキングしたもので中に食べ物が入っていないことを伝えました。その後、すべての荷物をくまなくチェックされ問題ないことが確認できました。

あとから振り返って思ったことなのですが、この段階で審査官は嘘さえつかなければ入国させるからちゃんと正直にいってよ!という意味で何度も荷物について確認してきたのではないかな?と思います。もうこの段階でほとんど疑いが晴れ、入国できるという雰囲気になっていたように感じました。
またみんなの銀行の画面があまりに銀行っぽくないので、ほんとうに銀行なの?と言われました。しかし、🏦マークのbankingという文字を見て「おー銀行なのね」と納得してくれました笑

YouTubeの話題でようやく人間らしい会話が戻った

荷物検査の時にDJIのアクションカメラを見つけられ「YouTube?」と聞かれました。

観光目的のESTAでの入国なので収益化しているチャンネルがあるのはどうかな?と思いつつ、嘘をついても余計に状況が悪くなるだけなので「そうです」と素直に答えました。

すると審査官は「チャンネルを見せて」とフランクに言ってきたので僕がスマホでYouTubeチャンネルを見せると「お~旅行チャンネルね」と言われ、いったんそこで話が終わりました。

その後審査官が審査ブースに戻り、5分ほどすると僕が呼ばれました。その際に笑顔で「アメリカ人のファンたくさん作ってね」的なことを言われ、「ESTA、Perfect」とつぶやきながら無事入国スタンプが押されました。

アメリカの入国審査官は疑っているときはとても怖いですが、疑いが晴れると笑顔で送り出してくれるのが特徴かなと思います。
YouTube応援してもらえたのは想定外ですごくびっくりしました。

セカンダリールームを終えていま思うこと

セカンダリールームは正直怖いです。時間も読めず、同じ質問を何度もされ自分の説明が正しいのか不安になります。

でも振り返ると感情的に責められり高圧的に怒鳴られたりした場面は一度もありませんでした。正直に、落ち着いて、事実を伝える。それが一番大切だとこの経験から学びました。

世界一周の初日にいきなり試されるような出来事でしたが、この体験も含めて忘れられない旅の始まりです。

この記事がこれから渡米する方の参考になれば幸いです。

米入国審査ーセカンダリールーム

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この記事を書いた人

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